いちブログ2号

いちブログの一は始まりのいち。すべてのことはいちからはじまる。思うままに文章を紡ぐ。

社会恐怖症を克服した僕の話。いつも見られているような気がしていたあの頃。

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僕は対人恐怖症でした。僕の生い立ちについて

 

今から12年程前のこと、私はニートという当時最先端のお仕事についていました。ニートというお仕事は、一日中家にいてただ飲み食いし、音楽を聴いて、映画見て、たまに部屋の掃除をして、弟にごはんを作るだけのお手軽な仕事です。

当時、僕は対人恐怖症という輝かしい経歴の持ち主だった為、高校卒業を待たず、この仕事の内定を貰っていました。しかし、不況の折、その仕事では給料を頂く事は出来ません。

母子家庭だった私の家でそれはそれは、親に迷惑を掛けたものでした。ただ救いは親が看護師だった為、最低限の生活は確保出来ていた事です。

そのような生活は私も望まなかった為、転職も考えましたが現実は人目を気にするあまり面接へもたどり着けない程でした。仕方なく家でテレビを見続ける日々。

そんな生活を1年も続けていると、僕の思考能力は日ごとに衰え、当時好きだった洋楽を昼間っから大音量で聴いている変な奴に変貌していたのです。

トイレ改修工事

そんなある日、賃貸アパートに住んでいた私の家のトイレを改修すると大家さんからの通知。

私は恐れ慄きました。トイレの工事となれば、知らない人が沢山家に上がって来ます。その頃になると人間をテレビ以外で見る事も無くなっていた為、久しぶりの人との遭遇になるかもしれません。

田舎に住んでいた為、水洗トイレでは無く、所謂ぽっとん便所だった為、改装工事には一日掛かかるとのこと。

ただ救いは奥の自分の部屋に居れば誰にも会わずに済むという事でした。

 

 

 

そして当日、奥の部屋に引きこもったまま人の気配に怯えながら僕は工事のガガガッというコンクリートを削る音を聞いていました。しかしここで困ったことが起こりました。

 

そうトイレに行きたくなったのです

 

しかしトイレは改装中、行ける筈もありません。しかも工事は始まったばかりだったのです。時間は午前10頃だったと思いますが、工事は夕方まで掛かります。

普通ならコンビニや公民館にでも行ってトイレを借りればいいものの、当時の僕の精神力は人を見ただけで石化してしまうほど弱かったのでそれも出来ません。

 

まだわずかに余裕のあった僕は昼休みを期待しました。昼に成れば業者も一旦家を出ていくだろうと・・。

 

次第に強くなる欲求に、顔を真っ赤に充血させながら僕は堪えました。

 

近くにペットボトルがあったので「いっそこの中にしてしまったらどんなに楽だろう」と思いながら、堪えたのです。

人生でこんなにみじめな時があるのかとペットボトルを捻りつぶしました!

 

そして2時間後。ドリルで削る音が止み、彼らは休憩時間に入ってどこかへ去っていきました。よし今だ!僕は、気配を消し、少し小走りで自宅のトイレに走ったのです。

トイレの扉を開いた途端、僕は愕然としました。

・・・トイレが無ねぇ!

当たり前です。トイレ工事をしてるんですから。ぽっとん便所があったはずの場所にはもはや便座すらなく、暗闇が地下深く続いているだけだったのです。。。

 

どうすることも出来ず、私は立ち尽くしてしまいました。いえ正確には太ももをモゾモゾせていたのですが。

どうしようかと悩んでいるうちに、業者が帰ってきました!

 

!?どういうことだ????!まだ10分も経ってない!

そうです。彼らはコンビニに弁当を買いに行っていただけだったのです。あわてて僕は自分の部屋に戻りました。

 

そして地獄が始まったのです。

 

握りつぶしたペットボトルを苦々しく見つめながら、私は静かに横になっていました。

もう待つしかありません。そんな時時計はゆっくりと進みます。

しかし僕の膀胱は限界です。

人間は追い込まれるとすごい力を発揮します。僕は対人恐怖症を振り切り、玄関を横切り、近くの公民館にトイレを借りに行く想像を何度も頭でリハーサルしていました。

が、僕は弱虫でした。それはできません。

トイレを我慢しすぎると、死んでしまいます。有名な天文学者ケプラーも、貴族の飲み会で失礼に当たるという理由でトイレに行くのを我慢して、そのことが死因になりました。

僕はそのことを知っていたのでその恐怖とも戦う羽目になったのです。

どれほど時間が経ったでしょうか。2時間ほどだったと思います。

 

 

 

 

 

終わりましたー、ありがとうございます!

「ええっ!」耳を疑いました。時計はまだ2時前を指していたのです。そう、僕のアパートは4世帯。すべての部屋のトイレを改装するのに夕方まで掛かるという話だったのです。

とにもかくにも、トイレに駆け込み、僕は世界一幸せなひと時を過ごしました。

新しい水洗トイレはあまりに急いでいたためべちゃべちゃになったけど、対人恐怖症を一刻も早く克服しないと、生きていけないなと強く意識することが出来たのです

そんなエピソードもあったが今は完全に克服。(卒業!)

対人関係で悩んでいるひと。参考になるか分かりませんが、人は変われます。

今僕は業種は違いますが、トイレ工事に来ていたような職人を使う立場の仕事をしています。職人さんというのは口の悪いひともいますので、慣れない人は怒っているように感じるかもしれません。

ほぼ体育会系の人たちですので、心が弱くては務まりません。僕は敢えてそんな仕事に就くことで対人恐怖症を克服しました。

やり方は様々でしょう。程度の問題もあります。僕の真似をする必要はありませんが何らかの方法で卒業できる道を模索してみましょう!

家族や他人の力を借りることも一つの手段です。頑張って卒業してください。

 

以上です^^

 

 

 

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